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特別演奏会リハーサル

29日本番の特別演奏会のリハーサルでした。

今回は、我々の十八番??である飯守ワーグナーの話はちょっと置いておき、
バイオリン弾きの自分はソリストに注目。


ショスタコービッチの協奏曲第1番を弾くのは小林美樹さん。
本当によく勉強していて、安心して音を寄せることに集中できる。

その上で現れるのが、彼女の演奏家として個性。
気質や音楽に対する美学、人間としての根本的欲求など。

大曲であるが故に限られたリハーサルの時間の中で、少しずつヒントを手探り
で得ようとする集中した姿を見ながら、ソリストそれぞれの個性の在り方を考えた。


ショスタコービッチと言えば去年の秋の季節、日本音楽コンクールのヴァイオリン部門本選で山根一仁さんと共演させて頂いた。

山根さんは、ニーチェで例えるなら、約束された超人。
リハーサルから彼は、すでに超えていた。身体をショスタコービッチという
峻険な山に叩きつけ、山の頂上に立ってもなお有り余る巨大なエネルギーのやり場に
苦しみ、我々に投げかける超人の様。
(そして実際に彼は超人となった。)


対して、小林美樹さんは、知という羽根を得て飛び立った鷲。
山を上空から見下ろして、世界を鋭い目で確かめているよう。
そして自身で得た世界に対し、彼女自身がどう在りたいか、
どう語り、歌い、そして最後にどう伝えるか。
その無数の判断をしていくリハーサルでの姿勢、静かな強いエネルギー
を彼女から感じました。



普段から我々が共演させていただく演奏家たちは、語り方は違うがそれぞれ
本当に素晴らしい方々だと思う。

そんな彼女ら彼らの無限のエネルギーを間近で受け取ることができることも、
我々の仕事の幸せな一面です。


そんな時に我々のすることは、彼らを見守り、サポートすること、語り、
語らずに語り、世界を伝えること。


さて小林美樹さんが本番どう弾くか、化けるのか、語るのか、楽しみです。


J.Tomono


飯守泰次郎&東京シティ・フィル
東日本大震災復興支援演奏会

2011/4/29 (金・祝)
14:00開演

会場
東京オペラシティ コンサートホール

指揮
飯守泰次郎

ヴァイオリン
小林美樹

プログラム
ショスタコーヴィチ
  ヴァイオリン協奏曲第1番

ワーグナー
  「ローエングリン」よりファンファーレ 
   ジークフリート牧歌
  「神々の黄昏」より夜明けとジークフリートのラインへの旅
  「ローエングリン」より第1幕への前奏曲
  「ローエングリン」より結婚行進曲
  「ローエングリン」より第3幕への前奏曲
  「ワルキューレ」よりワルキューレの騎行

 ※曲目・曲順は変更になる場合がございます


チケット料金(全席指定)
S席5,000円 A席4,000円 B席2,000円 学生席1,000円


飯守泰次郎&東京シティ・フィル 東日本大震災復興支援演奏会




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