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第247回定期演奏会(延期公演)

もしあの地震が起こらず、3月にこの演奏会が行われていたら。

今日になってもふと考える瞬間がある。

いつもの演奏会のように何事もなく過ぎ、振り返って見て過去の演奏会の単なるひとつになったのだろうか?
それとも特別ななにかを与えたのだろうか?

とにかく、あの日は存在した。
あの衝撃を見守りながらみんながなにかを考え感じた。

自分も考えた。
人は死ぬのだ、物事には終わりがあるのだと。


奇しくもベートーヴェンの交響曲2番と5番の間にも、大きな時代の衝撃があったとも考えられる。

革命以降のナポレオンの台頭以降、自由フランスとの戦争でウィーンは度々脅かされていたが、1805にウルムの戦いの後フランス軍に占領される。
(ベートーヴェンにとってはこの年はフィデリオの記念すべき初演が「ぶちこわ」された)

そのときウィーン市民はきっと何かを考えただろう。
少なくとも、何かが終わり、生まれた。何かが変わった。


もうひとつ、この演奏会はマルケヴィッチ版によるベートーヴェンチクルスの集大成。

マルケヴィッチのベートーヴェンへの意図とは別に、我々はそれを選択している。
それが正しいかどうかは答えはなく、ただ言えることは、その選択は我々自身の今の在り方を表している。
そしてお客様はなにを受け取るのだろうか。


(個人的には、点かクサビかで悩んだり、ボーイングに困惑する日々もこれが最後と考えると寂しい気がする。)


とにかく、地震は起こり
その結果我々はこの時間に存在する。

今日の演奏会が在り、そしてその先には行き先がある。

我々はそこを目指して進むのだ。

JT


110712_3.jpg
今回は二人のコンサートマスター(右は戸澤氏、左は松野氏)出演も見ごたえ有り



東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
第247回定期演奏会

2011年7月13日(水)午後7時開演

飯守泰次郎(Cond)、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

[曲目]
〈創立35周年記念ベートーヴェン交響曲全曲シリーズ最終回〉
ベートーヴェン
・「コリオラン」序曲op.62
・交響曲第2番ニ長調op.36(マルケヴィチ版)
・交響曲第5番ハ短調op.67(マルケヴィチ版)

[料金]
 S:¥6,000 A:¥5,000 B:¥4,000 C:¥3,000 他


[お問い合わせ]
東京シティ・フィル チケットサービス 03-5624-4002




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テーマ : クラシック - ジャンル : 音楽

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